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ゴーレム効果とは?意思を持たない泥人形に。。

ゴーレム効果



ゴーレムと聞くと、ゲームに出てくるモンスターを想像する方も多くいると思いますが、今回は心理学におけるモンスターのお話です。心理学用語におけるゴーレム効果とはどのような意味か?をご紹介します。

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ゴーレム効果とは

先日ご紹介したピグマリオン効果とは逆に作用する用語として、「ゴーレム効果」があり、周囲から自身に掛けられた期待値が低い場合にはパフォーマンスが低下していくといいます。周囲が悪い印象を持ち接することで、その人が実際に悪い人になってしまうことを指します。

周囲からの低評価で自身への期待値も下がってしまうため、「自分にはできるわけがない」と自らを否定し、高い目標を掲げられず成果を上げられなくなってしまいます。その結果、周囲の評価もさらに下がってしまう、というスパイラルに陥ることが考えられます。

ゴーレムとはユダヤの伝説にある意思のない泥人形のことで、自分で考えず命令者の言いなりであることを指しています。

ゴーレム効果に陥らないためには

ビジネスにおける上司と部下、学校における教師と生徒などの上下関係がはっきりしている場合にゴーレム効果に陥ってしまうことが多くあります。どのようにすればゴーレム効果に陥らないか考えてみます。

自分への対処

自分を励ます・甘やかす

周囲からの期待が低い場合であっても、自分自身にネガティブな評価をすることはやめましょう。自身に前向きな言葉をかけ、時には自分を甘やかして休息をたっぷりとりましょう。

謙遜しすぎない

日本人には謙遜を美徳と考え、好ましい振る舞いとされています。人に認められ褒められたときに「大した事してないです」「こんなこと誰にでもできます」などと必要以上に謙遜してしまう人が良くいます。

褒めた側も謙遜され過ぎると「この人はあまり褒められるのが好きではないのか」と認識してしまい、なかなか褒め辛くなってしまいます。そのため実際は評価されているにも関わらず、どんなに頑張っても認められない、とゴーレム効果の始まりを作ってしまうきっかけとなり得ます。
褒められた時には素直に受け入れて「ありがとうございます」と謙虚にお礼を言うと印象もさらにアップすると思います。

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目標をステップ分けする

上司から高い目標を与えられた場合、一つの目標と捉えるだけでなく、ステップ分けしてみるとハードルが下がってモチベーションが上がることがあります。
例えば1年掛けて120件の商談を受注することが目標の場合、1ヶ月で10件受注することを自身の目標とします。同じことのように見えますが毎月目標を達成できれば、1年で12回の成功を体感することができます。このような成功体験の積み重ねこそがモチベーションアップ/自身の成長に繋がります。

相手への接し方

叱るときには自分だけが正しいと思わない

教師や上司の立場であれば時に人を叱る必要があります。「どうしたら良いのか(良かったのか)」を相手に思考を促す叱り方をする場合もあるかと思いますが、自分が期待していない言葉が出たとたんに「違う」「そうじゃない」と言葉を遮るような叱り方をする人がいます。

その時点で叱られている相手は恐怖で思考が止まってしまうため、これは相手に思考させ成長を促そうとしているように見えて、実は真逆の効果を相手にもたらします。このような場合には相手の意見を否定せず、方向性を正すような叱り方を考えましょう。

努力で変えられないことに触れない

性格や体形など自分の努力で変えることが難しい個所に触れることは、叱るときはもちろん誉めるときにも使うべきではありません。

叱る際には相手に「何とかしなければ」とただただ悩みを与えているにすぎず、努力を続けても自分は結果の出せない人間なのだと自己否定をしてしまいます。
誉める場合にも実は相手はそこをコンプレックスと捉えている場合もあるため触れることは控えましょう。

その他のゴーレム効果

SNSにおけるゴーレム効果

ゴーレム効果は周囲から厳しい言葉をかけられることだけでなく、反応がない・無視されることでも引き起こされます。

ブログ運営やTwitterなどで情報の発信を行っても、特に反応がないこともあると思います。こういったことが続くとモチベーションが下がり、更新頻度が下がっていくことにつながるということです。あくまでもSNS上の話であるはずが、自分自身に何の価値もないと誤った自己評価をしてしまわないように気を付けましょう。

SNSは反応が無くて当たり前という開き直るくらいの気持ちで楽しみましょう。

政治批判について

Twitterなどでの政治批判の是非がメディアで話題に挙げられることがあります。もしかして、批判すればするほどゴーレム効果で日本の政治が悪くなってしまっていることもあったりなかったり。

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まとめ

ピグマリオン効果とゴーレム効果それぞれご紹介しました。育児や学校教育、企業での人材育成など、人を育てることはとても難しく単純にどうすれば必ず成果を出せるようになる、という答えはありません。適切な場面で誉める、叱るを繰り返しながら自分自身も学ぶつもりで育成を誠実に考えていきましょう。




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