クラウドソーシング(crowdsourcing)とは
インターネット上などで不特定多数の人(クラウド)を募り、サービス、アイデア、コンテンツ作成などの業務を発注(アウトソーシング)することです。群衆「crowd」と業務委託「sourcing」を合わせた造語がクラウドソーシング「crowd sourcing」です。
アウトソーシングが特定の業者に外注して業務委託を行うのに対し、クラウドソーシングは不特定多数の人に向けて依頼し、契約が成立、発注するという違いがあります。
そのため発注者は人材の募集・採用を行わずに、費用必要があるときに不特定多数の人々に向けて業務を依頼できるメリットがあります。
また、受注者も自分のライフスタイルに合わせて自由に場所や時間を選んで受注を増減したり、自分の得意なスキルを隙間時間に受注できるなどのメリットがあり、比較的気軽に副業を始められます。
初心者が始めやすいクラウドソーシングは?
クラウドソーシングは主に受注者と発注者をマッチングさせる依頼サイトで受発注します。
クラウドソーシングの依頼形式(業務形態)はさまざまなものがあり、「1度で完結するタスク形式の業務」「継続して仕事が提供されるプロジェクト形式」の業務などがあります。また、アイデア次第でお金が稼げるコンペ形式の仕事もあります。
初心者のうちはタスク形式でクラウドソーシングの業務に慣れていき、ある程度の件数をこなしたらプロジェクト形式にチャレンジしていくとよいと思います。
イラスト関連、プログラミング関連などスキルのある方はご自身の持っているスキルを存分に発揮できる場があるかと思います。特徴のあるスキルが無いという方でも始めはデータ入力や事務作業などをこなしながら、ライティング技術を磨いて記事作成などを受注していけると思います。
クラウドソーシング依頼サイト
クラウドソーシングの仕事を仲介するWebサイトも多く開設されています。サイトごとの特色をまとめてみましたので見比べてみてください。
※表は横にスクロールできます。
※サイト名クリックで、公式サイトが見られます。
サイト名 | ランサーズ (Lancers) |
クラウドワークス (CrowdWorks) |
ココナラ (coconala) |
ジョブハブ (JOBHUB) |
シュフティ (Shufti) |
クラウド (CROWD) |
設立年月 | 2008年4月 | 2011年11月 | 2012年1月 | 2018年6月 | 2007年2月 | 2018年3月 |
案件の種類 (一例です) |
・システム開発・運用 ・Web制作 ・Webデザイン ・デザイン制作 ・ライティング/ネーミング ・翻訳・通訳 ・データ入力 ・事務作業 |
・システム開発 ・スマホアプリ開発 ・ハードウェア設計・開発 ・Webサイト制作 ・Webデザイン ・ロゴ制作 ・デザイン制作 ・ライティング/記事作成 ・翻訳・通訳サービス |
・デザイン関連 ・占い ・イラスト ・Webサイト制作 ・Webデザイン ・ライティング/ネーミング ・動画/写真/画像 ・プログラミングのスキル ・ビジネス相談 ・翻訳/語学 |
・システム開発 ・プログラミング ・デザイン・DTP ・ライティング・翻訳 ・データ入力・加工 |
・データ入力 ・ライティング ・翻訳 ・ロゴ・バナー作成 ・映像・動画作成 ・カメラ・写真撮影 ・Webデザイン ・Webシステム開発 ・アプリ開発 ・ビジネスサポート |
・記事作成 ・データ入力 ・レビュー作成 ・写真撮影 ・求人情報作成 |
依頼形式 | プロジェクト形式 タスク形式 コンペ形式 |
プロジェクト形式 タスク形式 コンペ形式 |
タスク形式 公開依頼形式 (自分が知識・スキル・経験の出品を行って受注できる) |
コンペ形式 エキスパート形式(双方が合意した上で契約を行う) |
プロジェクト形式 タスク形式 |
タスク形式 |
会員登録料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
手数料 | 金額に応じて5%から20% | 金額に応じて5%から20% | 金額に応じて10%から25% | ・受注者のシステム利用手数料は無料。 ・発注者が報酬の10%をシステム利用手数料として負担。 |
報酬額の10% | ・手数料無料 ・ポイントの現金交換可能 |
おすすめ度 | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★ |
規模感 | 日本最大級 登録者数100万人以上 |
日本最大級 登録者数200万人以上 |
登録者数100万人以上 | 登録者数8万人以上 | 登録者数31万人以上 | 登録者数90万人以上 |
特徴 | ユーザーが交流できるコミュニティが強み。 日本最大級を誇る案件の多さから、初心者でも仕事を探しやすい。検索機能も充実しており、ライティングであれば文字単価や記事単価、 文字数などから検索を絞ることができる。 |
トラブル対応などのサポートも充実。 案件の種類が豊富な点から、初心者にもおすすめであると言える。案件内容も「経験/スキル不問」「プロ向け」のように検索しやすく、自分の経験やスキルに合った仕事を見つけやすい。 |
自分のスキルを売る構造なので、条件のいい仕事になりやすい。 普通ならば仕事にできないようなことでも、そのスキルを求めている人がいるならば取引が可能になる。 |
手数料無料なのが、他のサービスとの大きな違い。 案件数の数ではやや他のサービスより少ない傾向にある。 |
名前の通り主婦向けで、子育てや家事と両立しながら、副業を始めたいという方にはおすすめのサービス。 案件もスキル不要なものが多く、気軽に始められる。 |
サラリーマン、学生、主婦と幅広い層の方が利用しています。お小遣い稼ぎ感覚でポイントを獲得できるため、気軽に始めやすい。 |
クラウドソーシングの始め方
①クラウドソーシングサービスに登録
クラウドソーシングを利用するためには、まず上記で紹介したようなクラウドソーシングのサイトに会員登録を行います。
会員登録は無料で、登録して必ず仕事を受けなければいけないということはないので、まずはいくつかのサイトに登録をしてみることをおすすめします。最終的に自分に合う案件が多いサイトをみつけてみてください。
②プロフィールの充実
サイトに登録した後は、プロフィールを充実させましょう。クラウドソーシング上のやり取りは全てオンラインで完結させるため、プロフィールが少ない人には、発注者も仕事を依頼しづらくなります。
発注者に自分のことを知ってもらえるよう、詳細なプロフィールを登録しましょう。これまでの実績がある場合には載せておくと受注しやすくなります。
③仕事に応募する
サイトに登録をしたら、募集中の案件の中から、できそうなものを探してみましょう。依頼形式は、「プロジェクト形式」「コンペ形式」「タスク形式」など様々です。納品スケジュール、予算など確認しながら複数の候補案件を選んでいきましょう。
まとめ
副業で収入をアップさせるためのクラウドソーシングの始め方と、おすすめのWebサイトをご紹介しました。何か得意なことがあれば、それを活かして収入アップを目指しましょう。簡単な仕事をこなしながらスキルアップし、受注できる範囲を広げていけるとよいと思います。
クラウドソーシングが気になる方は是非一度経験してみてください。